SIARCメルマガ vol. 11
SIARC諏訪産業集積研究センターメールマガジン vol. 11
(^▽^)/ 2009-6-4
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諏訪産業集積研究センター(SIARC)会員の皆様
(^-^*)/ SIARC 事務局
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サイアークメールマガジンvol. 11をお届けします。((o(^-^)o))
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家電も自動車もなかなか需要が好転せず、部品生産等を担ってい
る地方の中小企業の苦戦がつづいています。
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今後も大量生産型の産業が中国アジアにシフトしていくことなど
も含め経済産業への打撃は避けられないように思いますが、なか
にはそれにともなう高精密なデバイス開発や生産などは国内に集
中・とどまるような感じもうけます。
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実際、環境対応調和型の自動車などの販売が好調で、それにとも
ない、部品生産などの受注が活発好調なところも地方の現場を覗
いているとちらほら見られるようです。
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ただ、残念ながらせっかく日本製のデバイスが海外に輸出される
ようになっていても今度のような世界全体を襲う景気の低迷にと
もなう受注の大きな変動やデバイス部品価格や利益率の低下傾向
に悩まされている状況も相変わらずです。
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今後、世界はもちろん日本や日本の産業はどのような21世紀の
絵を描いていくのか、景気低迷の打開に苦労している状況であっ
ても、そろそろその向こうの姿を見通す姿勢も必要だと思いま
す。
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そんななかで最近読んで考えさせられた本が「クリエイティブク
ラスの世紀」という本でした。
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農業・工業・サービスについで21世紀はクリエイティブなも
のやことを生み出せる人や仕組みが重要になるという話でした。
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おもに都会を中心としたクリエイティブな場が日本にもたくさん
存在していますしそのなかからは大学研究機関、コンテンツ、余
暇、サービス、医療、などの分野で様々なクリエイティブなもの
が日々生まれてきつつあります。
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今時点では若干スピードダウンしているでしょうがいずれ再び新
しい知恵が走り始めると思います。
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できうることならばそのクリエイティビティーに諏訪や地方の産
業や雇用や若者たちがどう絡んでいくのか、方向のカギはそのあ
たりにあるのではないか、と思っています。あくまで私見・感
想、ですが。
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さて、地域とクリエイティビティーのつなぐという点ではなにか
皆がいっしょに体験できるプロジェクトを起こすこと、が重要だ
と考えています。
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前回、報告しましたものづくりワークショップも、そして今回報
告する改造スワンボートプロジェクトもそうです。
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あるいは今度の補正予算(下記に関連情報)を積極的に利用して
これまでなかなか手がつけられなかった産学連携のプロジェクト
に手をつけてみるというのもおおいにありだと思います。
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サイアークも地域産業とクリエイティビティーをつなぐ懸け橋と
なりたいと思います。
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というわけで、本日の内容です。
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★科学技術振興機構支援制度説明会(6月4日諏訪にて)
http://www.tech.or.jp/kanri/con_img/news/jstshienseido.pdf
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(同時開催・試作品等開発支援制度説明会)
http://www.tech.or.jp/topic/topics.php?topicsid=120
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★5月9日土曜日
東洋大学産学協同教育センター開所式 参加報告
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★テレビ東京チャンピオンズ「改造スワンボートレース」
5月28日木曜日放送しました。
諏訪の技術・ものづくりで奮闘、サイアークも協力しました。
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★科学技術振興機構支援制度説明会
6月4日 15時〜 ラコ華乃井ホテル(諏訪市)
http://www.tech.or.jp/kanri/con_img/news/jstshienseido.pdf
が開催されます。
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また今回は補正予算を通じた経済産業省の新しい施策
http://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/seizousangyou/sapoin/21fy_hosei_itakuhi.html
試作品等開発支援制度の説明会も並行して行われます。
http://www.tech.or.jp/topic/topics.php?topicsid=120
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すでに予約でいっぱいのようですが興味のあるかたは連絡してみ
たらいかがでしょうか。
今回の施策は全国の様々な機関を通じて告知され積極的な利用が
始まっています。中小企業向けの施策ですが試作テーマなどを抱
えている研究者や大学などと連携してすすめることも有効だと思
います。
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★5月9日土曜日
東洋大学産学協同教育センター開所式 参加報告
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5月9日土曜日
先日 東洋大学の産学協同教育センターの開所式があり事務局大
橋が行ってきました。
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http://www.toyo.ac.jp/press/pdf/090509_pec-start.pdf
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諏訪地方の産業界もお世話になっている吉田善一理工学部長がセ
ンター長に就任されました。
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日本技術経営責任者協議会理事長大塚政尚氏による「もの作り国
家の人材育成について」という講演もありました。
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この講演を軸にして技術者やエンジニアは今後重要なのは論をま
たないけれど、一方でなかなか社会的に評価されず対価も得られ
ないのはどこに問題があるか、また、大学教育や技術者に対する
社会の評価にたいする鋭い問題提起などがあり会場全体を巻き込
んだ熱心な議論となりました。
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今、産業界はどんなエンジニアや産業人を必要としているのか、
いろいろ考えさせられる議論を聞くことができてとても刺激的で
した。
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私としては地域産業は「ものづくり」はがんばっているのでもち
ろん引き続きがんばるとして、今後は何を作ったり供給したりす
るのか、人々の役にたつことやことを考え出せるクリエイティブ
な人材を必要としているように思います。これは前のほうに書い
たとおりです。
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★テレビ東京チャンピオンズ「改造スワンボートレース」
5月28日木曜日放送しました。
諏訪の技術・ものづくりで奮闘、サイアークも協力しました。
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テレビ東京の番組「チャンピオンズ」からスワンボートを改造し
てレースにでてくれないか、という要請があったので諏訪の企業
グループ「試作ビズ」でチャレンジしました。
http://www.tv-tokyo.co.jp/champions/backnumber/index.html
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スワンボートの改造プロジェクトを通じいろいろなことが学べ蓄
積できるであろうとSIARCも協力し大学の先生がたにも協力
していただいたり地元の企業の技術者の皆さんなども参加しなが
らいっしょになって進めることができました。
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信州大学の学生さんは前号で報告した「ものづくりワークショッ
プ」への参加をきっかけに今回のプロジェクトにも参加してくれ
今後にむけ地元産業界と強いつながりをつくることができました。
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以下に改造・制作しているレポートを載せました。
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http://www.avis.ne.jp/~industry/seisaku.pdf
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こんな時期になんだかなあ、と思われるかもしれませんがこんな
時期だからこそ、次につながるチャレンジをと思います。
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サイアークを通じ大学の先生方にもいろいろお力をお借りするこ
ともできました。ありがとうございました。
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SIARC諏訪産業集積研究センター事務局(大橋(⌒・⌒)ゞ
〒394-0033 長野県岡谷市南宮1-1-15
TEL 0266-21-7203
FAX 0266-21-7201
info@siarc.jp
http://www.siarc.jp/
◆会員の皆様の情報近況等どしどしお寄せください。
◆「サロンどサイアーク」や設立記念講演会、技術シンポジュー
ムの開催、学会のお手伝いなどいろいろな活動が行なわれています。
なにか「こんなことをやってみたら」、とかご意見アイディアな
どありましたらぜひご連絡ください。
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また、このメールマガジンはSIARC会員の皆様はもとよりこの間
に名刺交換など情報交換をさせていただいたかたにもお送りさせ
ていただいております。
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バックナンバー
- 2009年7月16日 SIARCメルマガ vol. 12
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