SIARCメルマガ vol. 10
諏訪産業集積研究センター(SIARC)会員の皆様
(^-^*)/ SIARC 事務局
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サイアークメールマガジンvol. 10をお届けします。((o(^-^)o))
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地域経済と産業界は今年度に入ってからは更に先の見えない状況
です。
中小企業においては三勤四休や四勤三休以上の厳しい状況も生ま
れています。
大規模な景気対策も予定されていますが、はたしてこれほど収縮
してしまった需要や中小企業への仕事が再び持ち直してくのか、
まったく予断を許しません。
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将来にむけ日本の産業の向かう方向と方策を考えること、が重要
なのはいうまでもありませんし、さらにこの時期には短期的な仕
事の確保や創出もさらに重要だと考えています。
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こうした構想に、大学研究者の皆さんや産業人の知恵をぜひ結集
していきたいものだと思います。
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さて、今回は3月6日〜8日と岡谷で行なわれた第二回ものづく
りワークショップの報告です。
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今年も京大喜多研究室とサイアーク、及び諏訪地域の企業の協力
、また地元岡谷工業高校の協力でものづくりワークショップが
行われました。
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昨年行われた第一回ものづくりワークショップでは「傘」でした
が今年は「自転車」がテーマです。
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3月6日〜8日と第二回ものづくりワークショップを開催しまし
た。
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先生がた学生の皆さん地元の皆さんご協力ご参加ありがとうござ
いました。
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今回は京大喜多先生、諏訪理科大市川先生、信州大松岡先生、東
工大寺野先生ところの学生さん、総勢9名、それと喜多先生、市
川先生、松岡先生、松井先生、和歌山大学出口竜也先生、京大の
森先生、辻先生・・・先生がたご自身サイアーク事務局大橋宮本
武井伊藤がまた、岡谷工業高校の石澤先生にもご協力をいただく
ことができました。
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今回の参加者は9名と昨年より多く、運営上どうなるか心配され
ましたが、うまく運営できたように思います。
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また、去年のテーマは「使いやすい傘」でしたが、今年は「京都
と京大を救う自転車」ということで傘よりも大きく複雑なため、
それもテーマとしての難しさを予想させました。しかし結果的に
はこれもうまくできたように思います。
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http://www.siarc.jp/
http://www.siarc.jp/jitennsya1.jpg
http://www.siarc.jp/jitensya2.jpg
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新聞記事
http://www.avis.ne.jp/~industry/image.jpg
http://www.avis.ne.jp/~industry/shinbun39.jpg
http://www.avis.ne.jp/~industry/tyuuniti.pdf
http://www.avis.ne.jp/~industry/workshop.pdf
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上記の点を解決することになった昨年と異なる取り組みかたとし
ては今年は異なる大学や学部同士で二名によるチームを組んだこ
と。またいくつもの要素からなる自転車であることから要素別に
それぞれのチームが取り組むことなどがあります。
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一日目は京都と京大の自転車を取り巻く問題点や課題について京
大のキャンパス内でフィールド調査をしてきた学生さんたちによ
る問題提起から始まりました。なかなか他の土地の方には理解し
てもらいにくいのですが、京都という町は自転車で移動すること
に適した町で、その結果、大学のキャンパスは大量の自転車であ
ふれかえっていて、そこにはいろいろな課題があることが報告
されました。
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このような問題を参加した人たちが実際に自転車を並べてみた
り、分解したりして体感しながら、議論し、また、それに対する
解決策をそれぞれの参加者が具体的なアイディアを考え発表し議
論を深めました。
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夕方からはボール紙などを使って簡単なモデルを作ったりアイデ
ィアを文章化するなどそれぞれの考え方と手段で相手に自分の考
えたことを伝えることを目指しました。
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二日目は引き続きモデルや文章を使って議論とアイディアの磨き
上げ、を行いました。
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午後からはいよいよ実際に自転車を取り囲んで試作の製作に取り
組みます。試作といってもボール紙ではなく今度は手近にある金
属や木や紙などを使いいわばバラックの表現モデルをつくりま
す。
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夕方からは地元の岡谷工業高校で行なっている授業 「商品開発
学習」(岡谷工業高校 情報技術課 「商品開発学習」)
http://www.lcv.jp/area/area/skeleton/back_number/sub.html?no=136
担当の石澤先生のところに皆で見学にいきました。
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高校生が「商品開発学習」で使っている3DCADやラピッドプ
ロトタイピングの機材などを見学し、今後ものづくりワークショ
ップとの連携の可能性について意見交換をしました。
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三日目の最終日は引き続きありあわせの材料の利用によるモデル
をつくり最後に自転車に装着し皆の前でその機能や目的などを発
表しました。手近にあったありあわせの部品や材料で作ったバラ
ックですから機能しない部分もまだありそれは発表時に相手にど
うやって見せれば内容や真意が伝わるかも考えて努力します。
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地元の新聞社が取材に来られるという連絡もあり、それがよい緊
張感を参加者の皆さんに与えてくれたようで、午後には京都と京
大を救う自転車のバラックができあがりました。学生さんの利用
の実態に即しながら、大量に駐輪されることを前提に、取り扱い
を容易にするという自転車のコンセプトがなんとか形になりまし
た。乗り手中心で設計された面白い自転車はよく見かけますが、
色んな人への気遣いで構想された自転車というのは少し違った雰
囲気を持っています。
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見た目はありあわせ材料で作ったのであまりよくありませんが何
より実際のものができたことで機能と意図は相手に確実に伝える
ことができます。
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こうして三日間にわたるものづくりワークショップは無事終了し
ました。
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これらが結果的にはチームのなかでの意思疎通の重要性や擦り合
わせの重要性に気が付くなど面白い結果と感想などが生まれるこ
とになったようです。
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みな、苦労しながら、コミニケーションをとりながら今回を機会
にして知り合った仲間達と形にしていくという作業がとても刺激
的で新鮮だったようです。
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参加者の先生、学生は工学部はもちろん、法学部とか、地域や町
づくりとか、観光学部とか、産業などの仕組みづくりを考える人
たちも参加してましたので感想もいろいろでなかなか感動的でも
ありました。
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以下は学生さんたちからもらったメールの一部です。
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>京大における自転車の問題点の把握・改善案の議論では,様々な
>バックグランドの>参加者の方々と話し合う中で,コンセンサス
...snip...
>最後に,このような素晴らしいワークショップの開催・運営して
>いただきありがとうございました.
>重ねて御礼申し上げます.
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いろいろ楽しく有益なデキゴトもありました。
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異なる大学や専攻の学生たちがいっしょに集まり一つの目標にむ
かって相互にアイディアや意見を補完しながらものごとを進めて
いくことの面白さ、楽しさ、また、夜はいっしょに食事に行き異
なる大学や専攻の同年代の人たちと情報交換する楽しさ。
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もとよりものが自分の手で形づくられていく面白さと刺激
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ほかにも、やすりがけの講習会を信州大の学生さんが他の学生に
にわか講師でやっていたりとか面白い場面も多多ありました。
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総勢20名あまりの結構な規模のイベントとなりました。
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終わった後は心地よくも相応の疲労感を感じていましたが若い人
たちと時間をともにすごした楽しさを思い出すなかで来年もぜひ
行なっていきたいと思っています。
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SIARC諏訪産業集積研究センター事務局(大橋(⌒・⌒)ゞ
〒394-0033 長野県岡谷市南宮1-1-15
TEL 0266-21-7203
FAX 0266-21-7201
info@siarc.jp
http://www.siarc.jp/
◆会員の皆様の情報近況等どしどしお寄せください。
◆「サロンどサイアーク」や設立記念講演会、技術シンポジューム
の開催、学会のお手伝いなどいろいろな活動が行なわれています。
なにか「こんなことをやってみたら」、とかご意見アイディアなど
ありましたらぜひご連絡ください。
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また、このメールマガジンはSIARC会員の皆様はもとよりこの間に
名刺交換など情報交換をさせていただいたかたにもお送りさせて
いただいております。
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バックナンバー
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