SIARCメルマガ vol. 5
2008年11月15日
諏訪産業集積研究センター(SIARC)会員の皆様
(^-^*)/ SIARC 事務局
サイアークメールマガジンvol. 5をお届けします。((o(^-^)o))
急激な金融混乱と不況の進行で諏訪や地域産業は仕事量・売上の低下
に襲われています。あまりの変化の速さとその度合いの深さに産業界
は混乱を深めていますがなかなか対応しきれずにいます。
先日の日経のコラムに書かれていた短いコメントですが、「今回の混
迷の先に新たな成長の担い手が必要となるであろうがそれは特定の産
業・技術というより産業・金融を問わず世界で需要と雇用を創造でき
る企業が世界経済の回復を牽引する可能性が高い」と書かれていまし
た。
この混迷のなかにこそ次のチャンスと突破口を見出したいものだと思
います。
ところで8日朝のTBSのみのもんた氏のニュース番組で隠岐の島の
海士町のまちの活性化の取り組み状況がレポートされていましたね。
◆隠岐國海士町
◆週刊amana
◆ふるさと海士のCAS商品
◆島生まれ、島育ち、隠岐牛
◆隠岐海士のいわがき「春香」
このプロジェクトには諏訪地域もお世話になっている一橋大学の関満
博先生も絡んでいて二年前にはこんな講演会も行なわれていたのでし
番組では地域活性化には「よそ者、若者、バカ者」が大事と一橋大学
の先生が言っていたのを町長が気にって大事な言葉としている、と紹
介されました。関満博先生のことですね。
さて、本日の内容です。
・パシフィコ横浜・国際航空宇宙展2008に出展。
・岡谷病院で新型インフルエンザ対策訓練
・諏訪圏工業メッセ2008出展しました。
・第6回 サロン ド サイアーク 開催しました!
・日本航空宇宙学会「飛行機シンポジューム」参加
・第7回 サロン ド サイアーク 開催予告!
●10月1日から5日まで
パシフィコ横浜で国際航空宇宙展2008が行なわれました。
これには諏訪岡谷から「試作ビズ・AEROSPACE」という企業
グループで出展しました。サイアークもメンバーに加わりました。
規格大量生産や量産製品・部品の加工はすでにその多くが中国アジア
で生産されるようになっているのはご存知のとおりです。一方、諏訪
など特に単品少量部品の生産を得意とする中小企業が多数集積する地
域ではそれらが大学研究機関や企業の開発研究などのテーマと結びつ
くことによって少量多品種の部品や試作などをすばやく作る付加価値
の高い新しい産業モデルが成立するのではないかと考えています。
というわけでこの間、サイアークのネットワークによってロボットな
どの試作や開発につながるプロジェクトが諏訪に持ち込まれ多数行な
われてきましたが今回は航空宇宙産業へのアプローチです。
また今回は首都大学東京の航空学科浅井研究室の学生さんたちに協力
をお願いし5日間にわたり出展のお手伝いしていただきました。
世界中から航空宇宙産業に関わる企業や人々が集まってくるので、そ
んな人たちと知り合ったりネットワークを作るチャンスを、航空産業
を目指す学生さんたちにも作ってあげられたらと思いました。
もちろんそれをきっかけに諏訪の産業界と研究者や学生さんたちの
つながりを作っていけるようにしたいと考えています。((o(^-^)o))
チラシは下記のこんな感じで二種類作り配りました。
「空にいちばん近い工場」というキャッチフレーズ、ちょっと良いで
しょ?
シサクビズAEROSPACEチラシ
信州諏訪地域PRチラシ
初日には岡谷ご出身の元石川島播磨重工社長の武井俊文様もわざわざ
役員のかたがたをつれて当ブースを訪れてくれました。
ほかにもこれまで交流させていただいた東北大の浅井先生や大林先生、
首都大学東京の浅井先生や交流のある企業の方々、岡谷諏訪に関係の
ある方々にもブースにおいでになっていただきました。
出展にあたりいろいろ力を貸してくれた皆さんありがとうございまし
た。
◆10月14日 市立岡谷病院にて新型インフルエンザ・感染症対応
訓練が行なわれました。
いくつかの新聞やテレビなどで報道されましたが10月14日に市立
岡谷病院で新型インフルエンザなど感染症に対応した演習・訓練が行
なわれました。
以前お知らせしたように東工大出口先生がNHK爆問学問に出演し感
染症シミュレーションの話題を提供しましたがそんなことやまた、も
のづくりの地域として感染症対策に役にたてることがあるのではない
かという視点で同演習を見学してきました。
近頃は感染症への対策も話題ののぼり、また医工連携の重要性も叫ば
れていますがこのような分野にも今後地域産業とものづくりが重要と
なっていくことを確認することができました。
◆10月16日17日18日諏訪圏工業メッセ2008に出展しまし
た。
七回目を迎えた諏訪圏工業メッセが今年も行なわれました。
今年も諏訪地域以外の県内外から様々な見学者がおいでになりました。
また今回は地元の小中高校生による授業としての参加も盛んに行なわ
れました。
SIARC諏訪産業集積研究センターも出展しました。ブースを構え
先生がたの参加や地元産業界との交流も盛んに行うことができました。
ブースが大学研究機関の展示コーナーの近くであった(信州大学ブー
スの正面)ことから参加していた各大学の、特に産学連携分野の先生
や職員のかたがたと交流し情報交換することができました。
サイアークの活動のアピールもでき興味を持っていただくこともでき
ました。地元CATVの製造業番組「産業スケルトン」の工業メッセ
特集でもサイアークの先生がたによりサイアークの説明が地元にむか
って放送されました。
17日には昨年に続きプレゼンテーションブースにてサイアークのご
紹介を会場内の皆さんにさせていただきました。また17日にはサイ
アークによる第6回サロンドサイアークを諏訪市内で開催、多くのか
たがたの参加がありました。(下記参照)
◆10月17日 第6回サロンドサイアーク 開催しました。
「ものづくりを軸とした信用創造の可能性について考える」
諏訪市 浜の湯 一階会議室
10月16日〜18日まで諏訪で行なわれた諏訪圏工業メッセに
あわせ第6回 サロンドサイアークが開催されました。
今回は工業メッセという産業に関係の深い皆さんが集まる良い機会な
ので県内ベンチャーキャピタルのトップをお招きしものづくりを軸と
した信用創造の可能性について皆さんとともに熱心に議論をしました。
金融混乱が深まるなか、ものづくり産業の重要性が再び認識されつつ
あります。新たな産業が生まれる可能性はあるのだろうか、それとと
もに地域産業のための信用創造の仕組みができないものだろうか、な
ど真剣な話し合いが今回もたれました。
地元産業界経営者やベンチャー企業、商社系ベンチャーキャピタルの
関係者の参加など様々なかたの参加がありました。(38名)終了後
は27名の参加で懇親会を同ホテルで行いました。
◆10月22日23日24日 日本航空宇宙学会
「飛行機シンポジューム」大田区産業プラザ(PiO)
10月22日23日24日航空宇宙学会による飛行機シンポジューム
が大田区産業プラザで行なわれました。
航空宇宙関連の研究者が集まっての研究会でしたが今回は大田区の産
業界・企業の航空産業むけの技術や製品の展示も企画されました。諏
訪の産業界からも広域連携としての取り組みということで先日の国際
航空宇宙展へ出展しサイアークもメンバーとして名前を連ねている
「試作ビズ」も参加し諏訪地域の産業をアピールしました。
懇親会には地元の大田区長が参加。「大田区は航空機産業に資するこ
とのできる試作や製品・技術などで貢献できると考えているのでぜひ
協力していきたい」と話されていました。こうした動きに諏訪岡谷地
域も連携を強めていきたいと強く思いました。
そのためにもこれまで以上に大学研究機関との連携や学会・イベント
などの諏訪地域での開催などいろいろな機会を持ちたいと思いました。
また、24日25日には同大田区産業プラザにて第4回全日本学生室
内飛行ロボットコンテストがおこなわれました。
独創性にあふれる機体が多くみられ若い研究者の想像力や独創性もな
かなかなものだと期待を強くもちました。
このコンテストや飛行機シンポにも先日の国際航空宇宙展への出展を
手伝ってくれた首都大学東京・浅井研究室の学生さんたちがお手伝い
や競技への参加など積極的に参加していました。
こうした機会を通じ、産業界と学生さんらとの交流や相互の協力、人
材育成や交流も視野にいれた広い意味での産学連携も広がっていくの
ではないかと思いました。
・第7回 サロン ド サイアーク 開催予告!
12月5日金曜日 4時ころより
茅野市駅周辺(上諏訪駅より一つ東京より)にて
内容
「茅野オンデマンドバスプロジェクトについて」
「もう一つは未定」
詳しくはおって連絡いたします。
今回は茅野市駅周辺にて行います。
題目は最近茅野市で始まったオンデマンドバスプロジェクトについて
お話をいただきます。
もう一つの話題は現在調整中です。ご期待ください。
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SIARC諏訪産業集積研究センター事務局(大橋(⌒・⌒)ゞ
〒394-0033 長野県岡谷市南宮1-1-15
TEL 0266-21-7203
FAX 0266-21-7201
◆会員の皆様の情報近況等どしどしお寄せください。
◆「サロンどサイアーク」や設立記念講演会、技術シンポジューム
の開催、学会のお手伝いなどいろいろな活動が行なわれています。
なにか「こんなことをやってみたら」、とかご意見アイディアなど
ありましたらぜひご連絡ください。
また、このメールマガジンはSIARC会員の皆様はもとよりこの間に
名刺交換など情報交換をさせていただいたかたにもお送りさせて
いただいております。
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